虫歯・歯周病・顎の痛み・口腔顔面痛(原因不明の歯や口、顎の痛みや違和感)でお困りの方は、札幌市中央区の風の杜歯科へ

TEL・FAX011-281-1182
札幌市中央区北1条西7丁目3
おおわだビル2階
インプラント治療について

目指すインプラント治療は
「より安全に。より誠実に。」

インプラント治療について

インプラント治療の安全性が
問われる時代になりました

医療事故が報告されていることから、患者さんのインプラント治療に対する不安が大きくなってきています。インプラント治療による恩恵は大きく、患者さんの期待は大きいが、100%の治療ではないことによる患者さんとのトラブルも報告されており、患者さんと医療従事者の認識の隔たりを埋める努力が求められています。
津山先生よりの助言を受け、薬事法の確認・手術の適応かどうかの明確な基準の設定・成功率を上げるための地道な準備・起こりうることの説明・明朗会計・補償期間や免責についての説明・同意書の用意・不具合への対応などについて、常に改善を続けています。 手術は月に1度ですが、手術前後の管理や手術そのものについても院長が責任を持って対応します。

インプラント治療とは?

インプラント治療とは、歯の抜けた部位に人工の歯根(インプラント)を手術で植立し、人工歯根を顎の骨に固着した後、人工歯冠を装着することで咬めるようにすることです。
インプラントはブリッジや義歯に比べ、ものを咬むという点から優れているといえます。
その咬み心地は、自分の歯と同じとまでは言いませんが、非常に近い感覚を得られるはずです。しかし、インプラントを施行した後、長期にわたって良好な使用を維持するためには、インプラントを単に打ち込んだだけでは不十分なのです。それには患者さんご自身のブラッシングを含めた手入れと同時に、検診および定期処置が重要です。

目指すインプラント治療は
「より安全に。より誠実に。」

当院では平成21年1月より、インプラント外来を開きました。
目指すインプラント治療は、「より安全に。そして誠実に。」
担当医は、冒頭にも記載した通り、津山泰彦先生(東京都千代田区・三井記念病院口腔外科部長)です 。
津山先生の他に当院長・全てのスタッフが一丸となって"チーム津山"として手術を行います。

インプラント埴立1本あたりの費用は20万円~となります。
また、当院では必ずお見積りを渡してご説明し、患者さんの同意を得て、納得していただいた時点で明朗会計につとめます。

※消費税および上部構造(かぶせもの)の費用は別です。
※インプラント治療は医療費控除の適用が受けられます。
※自費治療となります。

インプラント手術日程

2022年
1月22日(土)、2月26日(土)、3月26日(土)

※インプラント手術は変更になる可能性があります。予めご了承下さい。

インプラント治療の手順

1. インプラント治療無料相談

長所や短所、インプラント治療の適応、期間及び費用について詳しく説明いたします。

2. 検査

3. インプラント植立術

4. 手術後7~10日目に、糸を抜く、インプラント周囲の歯磨き指導を行います。

この間は消毒のために毎日、来院が必要になります。手術後約2ヵ月~6ヵ月の間に、人工歯冠作製、装着・咬みあわせ調整を行います。

患者さんと向き合う

患者さんの不安は3つに大きく分けられます。

このような不安にしっかり答え、親身に対応致します。セカンドオピニオンも行なっており、他の歯科で治療した後の管理も継続して行っております。 関東圏へ転勤の方については、三井記念病院をご紹介いたします。風の杜歯科は不具合への対応をスタッフ共々で行っております。

安全な
国産インプラントを使用

風の杜歯科で使用している1回法のインプラントは国産で、
尚且つ、薬事法の基準をクリアしております。

ご希望の患者さんへは、手術の際につかったインプラントの製造番号の情報を公開しております。

インプラント治療に関するQ&A

風の杜歯科のインプラント治療に対する考え方は?
患者さんにとって恩恵はとても大きいものです。自分の歯と同じように食べること・味わうことができますし、入れ歯の違和感や調整の煩わしさがありません。また、歯科医師にとって、先端医療・多面的な知識や技術が必要とされる分野でやりがいがあります。
三井記念病院で諸先輩方が国産インプラントの治験を実施していた時には、元々は患者さんと歯科医師及び医療スタッフ双方の思いに支えられて、インプラント治療が行われていた印象があります。当院では、当時の諸先輩方の思いを無駄にしないよう、医療人としてインプラント治療に取り組みたいと考えています。
当院では、通院中の患者さんやご紹介患者さん、かかりつけ歯科医院からの依頼でインプラント治療を行っています。かかりつけ歯科医院の先生からご依頼で治療を行う場合、インプラント治療のみ行い、上部構造(かぶせ物・咬み合わせ)はかかりつけの先生にお願いしています。
インプラント治療前の準備は?
■精密な術前の検査
安全にインプラント治療を行うために、必要に応じてCT検査をします。当院では、連携病院でCT検査を行い、頭頚部領域の診断専門医の診断を頂き、安全に手術を行う準備としております。CT検査の予約は当院で取ります。その他留意事項・連携医院への道筋など不安な点は当院で事前に説明します。

■口腔内環境を整える
インプラント治療の成功率は、100%ではありません。防げる失敗を防ぐ努力をした上で、インプラント手術を行います。
防げる失敗には「歯ぎしり・くいしばり」や「歯周病」があります。以上に対しては、必要に応じて治療の必要性を説明します。
なぜ歯を失うこととなったのか?その理由について患者さんと今までの歴史を話し合い、歯を失った原因の病気について治療が必要かどうか話を聞いて頂きます。
また、歯ぎしりや食いしばりによってインプラントに問題を起こす場合がありますので、インプラントの治療を行う前に咬みあわせのチェックと治療を行うことも大切です。
インプラントの治療費用は、トータルでいくらかかりますか?
費用は「インプラントを埋入する手術=基本手術料」が200,000円(税込)になります。トータルでかかる費用を見積書に示し、患者さんに提示し、双方納得の上で同意書を交わす事となります。
見積書には「骨の幅を作る手術」や「骨の移植手術」などオプション手術が書かれており、必要がない場合は請求されません。詳細は来院の際にお示します。
【見積り例】
診療項目
基本検査料 初診時のみ
CT撮影 必要と判断した方のみ
シーネ 手術ごと
基本手術料 ×必要本数(1本に付)
口腔前庭拡張術 必要と診断された方のみ
サイナスリフト 必要と診断された方のみ
ソケットリフト 必要と診断された方のみ
GBR 骨の移植が必要な方
薬代 術後服用
レントゲン(大)術前・術後 ×2(術前・術後)
レントゲン(小) ×必要に応じて
後処置 ×必要回数(最低2回)
テトラサイクリン軟膏
仮歯代 ×歯の本数分
被せ物(最終) ×歯の本数分
形成・印象・咬合採得
金属加工料 ×歯の本数分
補償期間はどれぐらいですか?
インプラント治療は保険外治療になります。補償期間はインプラント植立手術後3年間となります。難症例・骨移植等の付随手術が必要な場合は、1年間を補償させて頂きます。なお、最終のかぶせ物の補償期間は3年になります。
以下の免責事項がありますので、ご注意ください。
1年以上も定期検診に来院されなかった場合。
他院での治療が加えられた場合。
糖尿病などの全身状態悪化によるインプラント周囲炎を発症した場合。
適切な歯磨きが行われなかった場合。
喫煙。
予期せぬ外力(交通事故、転倒及び殴打など)が加わった場合。
補償できないことを承諾した上で、インプラント植立手術を受けた場合。
免責はありますが、出来る限り不具合への対応は誠実にしていると考えています。
今まで患者さんとのインプラント治療に関するトラブルは幸いにしてございません。
人間の体ですので、予期せぬ事が起こることはありえますが、誠実に対応します。
インプラント治療の実績は?
津山先生は、年間約500本の実績があります。
また、施術して20年間の成功率は約90%です。
※本年度より2回法も導入しました。
治療費用の支払い方法は?
見積書に書かれている診療項目が終了するごとに、その分のみ請求されます。
すべての診療項目の一括請求はありません。
各種カード使用可能です。また、分割ローンもありますので、お気軽にご相談ください。

津山先生インタビュー

インプラントをしようと思う患者さんには様々な不安があると思うのですが…
津山先生
不安は医療者側から見ていると、大体3つに分類されます。 1つは手術に対する不安、2番目は手術直後の不安、それから長期的な不安。
手術に対する不安には2つあります。

1つはインプラントは大丈夫なのか?という不安と、もう1つは費用に対する不安です。
費用は歯医者さんによってバラツキがありますが、その原因の1つはインプラントの種類によるものです。2つ目はその先生の独特の技術料が入っていると思います。費用設定は全国一律ではないので、なるべくいくつかの病院に当って、色んな先生のご意見を聞いた上で、決める事が大事です。
手術自体に対する不安は医療者側の技術の差によって変わります。例えば、私のように1本あたり打つのに大体8分しかかからない人もいれば、長くて30分以上かかる人もいます。その場合、3本を入れる時90分もかかってしまいますので、体に対する負担が全然違います。
また、静脈内鎮静法という少し眠くなる方法がありますが、私の場合麻酔をかけている時間よりも手術が早く終わりますので、患者さんとお話しながら状況を把握して、どういう噛み合わせをするかを決めて行く方法を行います。

不安要素の2番目は手術直後の不安、これは痛み、腫れと出血が原因だと思います。
個人差にもよりますが、術後48時間をピークに腫れが起こります。大きく腫れる患者さんもいれば、あまり腫れない方もいます。
また、手術方法によっても変わってきます。インプラント入れるだけではなく、サイナスリフトの手術や骨移植手術など付随手術をすると、腫れが大きくなります。
痛みは効果のある痛み止めを定時的飲むことによって、コントロールできると思います。
出血は、歯を抜いた後と同じくらいと思って頂くほうがいいと思います。 大体3日間くらい唾液の中に血が混じる事がありますが、強くうがいをしない事と強く吐かない事を注意していれば、生活していくうちに止まっていくと思います。

3番目の長期的な不安というのは、インプラントを入れると自分の歯と違って、人工物なのでその後定期処置が不可欠になります。
私が患者さんに伝えてる事は「手術は1/3、手入れ(定期処置)は1/3、残りの1/3は咬み合わせ」。以上はインプラント治療を成功に導く要因です。
また、タバコを吸う方と糖尿病の方はリスクが大きいので感染しやすいですので、それは大きな失敗のリスクになります。

最低でも半年に一度定期処置に来て頂くことが補償の条件になります。
先生が行っているインプラントは、「1回法のインプラント」ですね?
治療期間はどのくらいでしょうか?
津山先生
約1ヵ月~6ヵ月で仮の歯が入り、ある程度の物が食べられるようになります。仮の歯が入るまで、二人三脚で頑張ることが大切です。
なぜ、津山先生は1回法のインプラントを採用されているのでしょうか?
津山先生
「1回法」がいいのか、「2回法」がいいのかというのは先生それぞれの考え方によって違うので、どっちがいいかということではありません。
「2回法」の特徴は粘膜の中に納まっているので、多少食べ物が入ってもあまり関係ないです。しかし、この場合治療期間が長くなり、費用もそれに伴ってかかります。
「1回法」というのは、2回目の手術がないので、費用も期間も軽減できます。ただし、1回法は絶対に噛まないように努力しないといけないです。
1990年代はほとんど「2回法」でしたが、治療期間を短縮するために、2000年代に入ってから「1回法」が主流になりました。
私は1990年代から「1回法」を行ってきましたので、もう20年以上の経験があります。私の中では、時代の流れとは別に「治療期間を短く・治療費用も適正に」という方針で治療を行います。