虫歯・歯周病・顎の痛み・口腔顔面痛(原因不明の歯や口、顎の痛みや違和感)でお困りの方は、札幌市中央区の風の杜歯科へ

TEL・FAX011-281-1182
札幌市中央区北1条西7丁目3
おおわだビル2階
お知らせ

風の杜歯科からのお知らせです。

お知らせ

2023.01.24
インプラント

インプラント治療外来 その1

当院の口腔インプラント治療外来

~その1 日本口腔インプラント学会認定・専門医とは?~

 

       

院長は、日本口腔インプラント学会認定・専門医です。専門医として口腔インプラント治療に向き合っています。日本には、様々なインプラント専門医を掲げていらっしゃる歯科医師の先生方がおられます。何が違うのでしょうか?

正直に申し上げてわかりません。専門医ではない歯科医師でも、手術の腕が良い先生はおられると思います。そして、日本口腔インプラント学会が絶対ではないとは思います。

 

違いその1

残念ながら現在のところ、日本口腔インプラント学会認定・専門医の標榜は禁止されています。また、広告や宣伝のために、専門医であることを掲載してはいけないこととなっています。

 

違いその2

専門医とは?

日本口腔インプラント学会は、学会が指定した研修施設で一定期間以上インプラント治療の研修を行い、学会主催の研修会に参加し、筆記試験と面接試験に合格してインプラント治療に関する専門知識・技術が十分あると認められた先生を専門医に認定しています。専門医になった先生はその後も知識のアップデートをするために、引き続き学会での研修が義務付けられています。

(日本口腔インプラント学会ホームページより)


※社団法人日本口腔インプラント学会とは?
口腔インプラントに関する研究発表・知識の交換・会員同士や各医歯学系学会との連携協力等などを行うことにより、インプラント治療の発展と向上を目的とする団体です。是非、ホームページ上の、「一般の皆様はこちら」をご覧下さい。

教えて、インプラント治療ってなに | 公益社団法人日本口腔インプラント学会 (min-implant.jp)

 

違いその3

社団法人日本口腔インプラント学会が認めた、指導施設でいわゆる100時間コースと言われている研修を終了し、その他の申請資格をクリアした歯科医師のみが、専門医試験を受ける資格があります。

 

その他の申請資格は・・・。

(専門医の申請資格)
第8条

口腔インプラント専門医を申請する者は、 申請時に 下記の各号全てに該当することを要する。
(1) 日本国歯科医師の免許を有すること。
(2) 5年以上継続して正会員であること。
(3) 研修施設に通算して 5 年以上在籍していること。
(4) 日本歯科医師会会員であること。
(5) 専門医教育講座を 3 回以上受講していること。
(6) 本会学術大会及び支部学術大会に 8 回以上参加していること。
(7) 本会専門医制度施行細則(以下、「施行細則」という。)に定める 所定の研修を終了していること。
(8) 口腔インプラント指導医 2 名(内1名は施設長)の推薦が得られること。
(9) 施行細則に定めるインプラント治療の経験があること。
(10) ケースプレゼンテーション試験に 合格していること。
(11) 本会学術大会又は支部学術大会において 2 回以上発表を行っていること。
(12) 口腔インプラントに関する論文を本会 学会誌 又は委員会が認める外国雑誌 に 1 編以上発表していること。
前項にかかわらず、委員会が申請資格を有すると認めた者。

(日本口腔インプラント学会ホームページより)
この条件を満たし、診査を通過した歯科医師は、筆記試験と面接試験のある資格認定試験を受けることができます。面接試験は、予め申請者から提出された症例(治療内容)について口頭試問が行われ、この試験に合格者するとインプラント専門医としての認定書が発行されます。

 

この認定の有効期限は5年間となっており、インプラント専門医の更新には、同学会で研究や治療内容の発表や論文投稿や研修に参加などが義務付けられています。

安全で、患者さんにとって安心な、口腔インプラント治療を行う歯科医師を育てるために、公益性を重視して、我々を教育・指導する役割を、日本口腔インプラント学会が果たしていると理解しています。

あくまで私個人の意見ですが、診療を休んで、全国で開催される学会や研修会に出席したり、会合に出たりと決して楽ではありませんでした。

私が所属している、社団法人日本口腔インプラント学会が認めた指導施設である、北日本インプラント研究会(通称NIS)では、定期的に発表の機会や学ぶ機会を設けています。人柄がよい先生方ばかりで、全国で開催される学会や研修会で、励まされたり、悩みを共有していただき感謝の気持ちで一杯です。北日本インプラント研究会(通称NIS)では、口腔インプラント治療は、総合歯科医療であるという考え方から、歯科・口腔外科全般に精通する必要があり、歯科医師をやめるまで研鑽を続ける必要性を教えてくれました。

 

違いその4

もちろん患者さんに対して、社団法人日本口腔インプラント学会が啓蒙している、安心・安全なインプラント治療を順守するということです。さらに、北日本インプラント研究会(通称NIS)の仲間の先生方に迷惑をかけられないという気持ちから、自制心をもって、できる範囲で安心・安全な口腔インプラント治療を行っているということでしょうか。北日本インプラント研究会(通称NIS)に興味がある歯科医師の先生は、メールで連絡下さい。一緒に学びましょう。