「歯を守る」ことへの考え方

idea to defense of teeth 「歯を守る」ことへの考え方

歯を守るということ

  • 歯を抜きたくないという気持ちは、患者さんは当然としてわれわれ歯科医師も強くもっているはずです。
  • 歯がなくても困らないか?
  • 歯が次々に失われることを考えたことがありますか?

人ひとりの歯は全部で28本あります。
日本では、年間に無数の歯が抜かれています。
30歳代で2本、40歳代で4本、50歳代で8本、60歳代で16本、
70歳代で21本、80歳代で24本も抜かれてしまいます。
男女差はありますが、60歳頃には、約半数の歯を失い、
80歳頃には、数本の歯を残すのみとなっています。
日本人の平均寿命は戦後飛躍的なのびをみせ、世界一となりました。
男性は79.0歳、女性は85.8歳。
20年以上も食べたり、話したりすることに不自由している人が多いという現実があります。

歯が抜かれてしまう理由

  • 一般に、「歯は年とともに抜かれる」、「歯が抜かれるのは、老化現象である」
    と考えられています。
  • 歯に老化現象はありません。歯は必ず病気で抜かれます。
  • 老衰、ヨボヨボといった理由では歯は抜かれません。

生涯自分の歯で食べるためにはどうしたらよいでしょうか?

  • 病気の横綱は、虫歯と歯周病です。虫歯と歯周病を治療できれば、
    歯は抜かれずにすみます。

約50年前と比べると歯医者の数は3倍に増えています。
それに相応して下の表のように歯科治療を受けた患者さんの数は約2倍に増えています。

  補綴
完了者
一部
完了者
補綴未
完了者
昭和32年 27.26% 24.96% 47.77%
平成11年 53.56% 27.68% 18.76%

(注  補綴というのはつめたり、かぶせたり、入れ歯をいれたりするという意味です。)

このように昔に比べ歯医者に通って歯を治している方が増えています。しかし、昔に比べ歯を抜かれる数は逆に減るどころかむしろ増える傾向にあります。

生涯自分の歯で食べるためにはどうしたらよいか?

本来なら、抜く歯は少なくならなければならないのになぜ増えているのでしょうか?
歯は年をとったからといって抜かれることはありません。
事実、「老衰(ろうすい)」といった病名で歯を抜くことは保険制度上ありません。
歯が抜かれる原因は病気です。病気の両横綱が、「虫歯」と「歯周病」です。
ですから「虫歯」と「歯周病」を治せば歯は抜かれないはずです。
それでは昔に比べ歯医者に通って歯をなおすようになったわけなのに、昔に比べ歯を抜かれる数は減るどころかむしろ少し増えているのはどうしてでしょうか?
それは歯の修理と歯の治療は違うということに歯科医師も患者さんも気付いていないからです。

もし虫歯や歯周病を治していれば、昔に比べ歯を抜かれる数は減るはずです。
つめたり、かぶせたり、入れ歯を入れることで見た目がきれいになり、咬めるようになることはすばらしいことですが、虫歯や歯周病といった病気は治りません。
当院では、歯の修理と、歯の治療を明確に分けて説明し、治療を行います。
「虫歯」と「歯周病」を治す手立てを持っています。

まずは、
歯が死んでも困らないか?
歯はなぜ大切なのか?
一緒に考えてみませんか?


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