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治療計画について その1

更新日:2021.8.27 |

今回からしばらくの間、当院の特色である①自費の治療計画と、②歯科におけるあらゆる痛み(原因不明・難治性も含めて)への対応について記載していきます。

治療計画について その1

当院では、治療計画を立てた上で、治療に入ることを提案しています。

個人的見解ですが・・・。

「診査・診断」に加えて、「治療計画」まで含めて重要視している歯科医院は、多くはないと考えています。「歯科における治療計画」というタイトルの書籍は世界中で、私が知る限り1冊です。

大学病院等の高次医療機関でも、歯科は細分科されており、口の中全体の治療計画を系統立てて実施することは難しいと思います。

歯科臨床で最も大切なことは、「診査・診断」に加えて、「治療計画」です。

治療技術が優れていればそれなりに良い治療を受けることが出来ていると考えられがちですが、「診査・診断」に加えて、「治療計画」が正しくなければ、治療結果は良くなりません。

例として、見た目をきれいにする審美的な治療があります。被せた後に、見た目がおかしい、色が合っていないなど、希望と違う結果となる場合、治療は無駄なものとなってしまいます。

治療計画を保険外で立てる理由

治療計画は、保険診療で作成する場合と、自費診療で作成する場合があります。しかし、30年間大きな変化がない保険制度内での治療計画にはいくつか限界があります。

限界その1)

保険診療内での治療は、療養担当規則=診療方針に従わなければなりません。しかし、30年の間に医学の進歩があり、最善の治療イコール保険治療ではありません。最善の治療とは何かを個々患者さんごとに考えていくと、治療計画に必要な患者さん情報や得られた所見の記録方法、患者さんとの情報共有の方法、そもそも診療方針が保険診療と異なることがあります。全ての患者さんに必要とは思いませんが、患者さんの状況によっては自費で治療計画を立てることで、治療時間・回数・期間・やり直しがなくなる、および本人の費用負担が結果的に少なくできる可能性があります。

限界その2)

歯科医院ごとに、歯科医師ごとに同じ患者さんに対する治療計画が一致しないことが過去の調査で指摘されています。その理由は・・・。

  不正確な診査・診断。

  診断過程が歯科医師や大学病院を含めた施設ごとに違う。

  リスク評価の欠如。

  不確かな予後。

  治療結果の評価方法がない。

  医者と歯医者の大きな違いである、歯科医療には、非医療(詰めて・被せて・入れ歯を入れるなどの機能回復)と医療(歯周病の治療や根の治療などの病気の治療)が混在しています。歯科医師も患者さんも非医療(機能回復・咬めるようにする・見た目を改善する)と医療(病気の治療)を混同していることにより治療のゴールが分からなくなり、治療計画が立てられない。

自費の治療計画では、目の前の患者さんへの最善の治療は何か、どうすれば歯を残せるのかについて、最新のエビデンスをもとに治療計画を立てることができます。

限界その3)

治療と同時に予防処置を同時に行わないと、病気の勢いを止めることができない患者さんがいます。保険診療は傷病対象なので、予防処置は原則(例外はあります)できません。虫歯が進みやすかったり、歯周病が進みやすい患者さんは、長期間かつ頻繁に通院しなければならなくなります。自費の治療計画には、予防処置が組み込まれます。

じっくり時間をかけて、患者さんから話を聞く。診療後に、じっくり時間をかけて評価し、治療計画を立てる。再度時間をかけて説明する。経過によっては、修正治療計画や最終治療計画を立てる。そうすることで、患者さんと歯科医師双方が望む治療結果を期待でき、不安や不満は少なくなることでしょう。

006-0001

札幌市中央区北1条西7丁目3 おおわだビル2

TEL : 011-281-1182

 

風の杜歯科・口腔顔面痛クリニック

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